イマジナリーフレンドとは?原因や心理について徹底解説!

 

どうも、みなさんこんにちは♪

みなさんは、イマジナリーフレンドをご存知ですか?

なんとなく知ってる方や、まだ知らない方にもわかりやすいように、イマジナリーフレンドの意味や原因などを詳しく解説しています。

それでは早速見ていきましょう。

 

 

 

イマジナリーフレンドとは

イマジナリーフレンドとは “Imaginary(空想上の)・friend(友達)”…つまり空想上の友達という意味です。

他にも”Imaginary playmate(空想上の友達)” や “Imaginary companion(空想上の話し相手)”とも呼ばれます。

主に3〜7歳の子供に見られる心理現象です。

イマジナリーフレンドは自分の空想で作り出した友達ですが、本人にとって空想の友達ではなく、その子にとっては現実に存在するのです。

子育て中の親御さんは、発達障害なのかなと心配することもありますが、子供の成長段階では通過点とも言われるので、過度に心配する必要はないかと思います。

一般的には小学校へ入る頃にはイマジナリーフレンドはいなくなります。

しかしまれに中学校や高校の時にイマジナリーフレンドができた、大人になってもまだイマジナリーフレンドがいるという人もいます。

 

 

 

イマジナリーフレンドを作る人の原因

ではいったい何が原因でイマジナリーフレンドを作り出すのか解説していきます。

内向的な性格

友人の前で自分の意見が言えないなど、自分の殻に閉じこもるようになるとイマジナリーフレンドを話し相手に作り出します。

しかしイマジナリーフレンドの前では、自分を表現でき、その子にとったら心の支えになっているのです。

親の愛情が足りない

両親が不仲であったり、家庭環境が悪い場合、身近に構ってくれる大人がいない他、自分は大切に思えなかったりしていくと、イマジナリーフレンドを作ることにより最悪な環境の中でも自分を守ろうとし、心のバランを取ろうとします。

1人っ子に多い

兄弟がおらず、1人遊びになってしまう一人っ子に多いと報告されています。

兄弟がいる友人を羨ましく思うこともあり、一緒に遊べる同年代くらいのイマジナリーフレンドを作るようです。

親が過保護、干渉しすぎ

親子の関係が良いのであれば問題ありませんが、親が過度に口出してくることにより、思い通りにできないことへのストレスを感じてしまい、その気持ちを理解してくれる相手としイマジナリーフレンド作るようです。

年上の優しいお兄さんやお姉さんのイマジナリーフレンドを作る傾向があるそうです。

コンプレックスからの逃避

自分に自信がない場合、自分とは真逆のイマジナリーフレンドを作り、自分に足りないところをそのイマジナリーフレンドにより補い、コンプレックスを克服し、精神的な成長へとつながることもあります。

子供ながらに自分でコンプレックスを克服しようという試みが見えますね。

 

 

イマジナリーフレンドを持つ人の心理

イマジナリーフレンドを作る人の原因がわかりましたね。

では次にイマジナリーフレンドを持つ人の心理を解説します。

友達が欲しい

両親が共働きをしていて、子供と円滑にコミュニケーションが取れてない家庭もあるかと思います。また同年代の保育園や幼稚園の子が幼く感じてしまい、自分に合うなんでも話せる友達が欲しいという願望からイマジナリーフレンドを作り出すことがあります。

ヒーローみたいに強くなりたい

自分の弱い部分を子供なりに理解していて、それをイマジナリーフレンドにより補うとします。

イマジナリーフレンドを持つことで勇気が湧いたり自信が持てるようになるんです。

実際にそのイマジナリーフレンドが協力してくれたり、アドバイスをくれることもあるとか。

存在を認めて欲しい

自我が芽生え始めた子供は『存在を認めて欲しい』という承認欲求が現れ始めます。

子供にもさまざな性格の子がいるため、子供=正直・わんぱく・わがままというわけではありませんよね。

中には人一倍、親や先生に甘えたいのに恥ずかしがり屋で自分をうまく出せない、自分を認めてほしいといった場合に、イマジナリーフレンドができる傾向があります。

イマジナリーフレンドにより承認欲求を満たしているのです。

自信がない

友人や親の前で本当の自分をさらけ出す自信がなく、イマジナリーフレンドの前で自分を出しバランスを取っているのです。

助けてくれる相手が欲しい

友人にいじめられているし、親が厳しすぎるなど、自分ではどうにもできない問題を抱え心理的に追い詰められているような場合、助けてほしいという願望から、イマジナリーブランドが生まれるのです。

自己否定してしまう

大人でもいらっしゃいますが、子供も同様に、『全部自分が悪い』『自分のせいだ』と思ってしまう子もいます。

そんな時、自分の気持ちをわかってくれるタイプのイマジナリーフレンドなら大丈夫なのですが、自分を否定してしまうイマジナリーフレンドも作りだされることもあります。

この攻撃型タイプのイマジナリーフレンドは子供には割と珍しいのですが、大人の場合に攻撃型がでてくると少し心配が必要です。

 

 

イマジナリーフレンドの姿

イマジナリーフレンドがいない方にとってイマジナリーフレンドの姿って気になりますよね。

日本や中国では形があると言われることが多いのですが、ヨーロッパでは形がないとも言われているそうです。

実はイマジナリーフレンドも子供の性格や好みによりさまざな違いがあるそうです。

それぞれどういった姿があるのか紹介していきます。

ぬいぐるみ・人形

1番イメージしやすいのが、大切にしているぬいぐるみや人形です。

ぬいぐるみに話しかけたり、たまには喧嘩をすることもあります。

ぬいぐるみや人形が側にいるから、寂しい気持ちを忘れることができるのでしょう。

キャラクター

憧れのキャラクターや側にいてほしいと思ったキャラクターがイマジナリーフレンドになることもあります。

子供とキャラクターが空想で話をすることで、そのキャラクターを自分の中に取り込んで、本人とそのキャラクター2人で1人の人間なり、強くなろうとするのです。

動物

飼っている犬や猫、または昆虫など身近にいる動物をイマジナリーフレンドとしている場合もあります。

実際に遊んだり話しかけたりなどすることもありますし、現実の動物の姿ではなく、2足歩行で歩かせたり、服を着せたり、羽をつけたりと、まるで絵本の世界のように擬人化されたイマジナリーフレンドも多いようです。

子供が作り出した、オリジナルのキャラクターですね。

 

 

子供の発達にはイマジナリーフレンドは必要?

子育て中の親御さんは、発達障害なのかと心配することもありますが、子供の成長段階では通過点とも言われるので、過度に心配する必要はないかと思います。

日本ではまだ珍しいことのように思われがちですが、欧米ではごく一般的と受け止められています。

イマジナリーフレンドはコミュケーションの発達を助ける存在でもあり、最近ではイマジナリーフレンドを持つ子供は、人の気持ちを読みとったり、複雑な会話を理解したりなど社交性を育てるのにとても役立っており、注目もされているほどです。

イマジナリー…つまりイメージをして空想の友人を作り出すため、イメージ能力が高いとされており、将来、クリエイティブな職につくことも多いと言われています。

ただイマジナリーフレンドが毎回いい影響を与えるわけではありません。

イマジナリーフレンドが自分を攻撃する場合もあるので注意が必要です!

 

 

大人でもイマジナリーフレンドがいる人もいる?

3〜7歳の子供に多く見られますが、大人になっても稀にイマジナリーフレンドの存在が消えない場合もあります。

原因としてはストレスやショックなことからイマジナリーフレンドを作り出されることがあるそう。

日常生活に問題がないのであれば大丈夫なのですが、大人の場合、攻撃型タイプのイマジナリーフレンドがでてくると少し心配が必要です。

中には自分を責める立場になる、解離性同一性障害、つまり多重人格になることもあります。

 

イマジナリーフレンドを理解しよう

イマジナリーフレンドは子供の発達にとって必要な役割があるのがおわかりいただけだと思います。

子供にとってイマジナリーフレンドは大切な友人の存在であり、自分の安全基地です。

イマジナリーフレンドがいるからこそ、現実の世界でのバランスがとれているといっても過言ではありません。

逆に、イマジナリーフレンドが見えないからと言って不安になる必要もありませんよ。

成長していく上で、消えるというより忘れるというイメージです。

大人には稀に見えないので初めは少し戸惑うかもしれませんが、子供の成長過程の一部だと理解を示して、優しく見守ってあげましょう♪

 

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