【体験談】ローマの治安は本当に悪い?女性一人旅で1ヶ月滞在して分かった現実と対策

イタリア・ローマといえば、コロッセオやトレビの泉など、世界的に有名な観光地が集まる美しい都市!!

一方で、ネットやSNSでは「ローマは治安が悪い」「スリが本当に多い」という少し不安になる情報もよく見かけます。

実は私自身も、ローマに行く前は何度も「ローマ 治安」「ローマ スリ」と検索しては、不安になっていました。

「本当に大丈夫かな…」「一人で歩いても平気かな…」と、正直かなり緊張して現地に向かったのを覚えています。

そんな私が実際にローマに1ヶ月間滞在してみて感じた治安のリアルは、想像していたものと
「その通りだった部分」と「意外と違った部分」の両方がありました。

この記事では、私がローマで実際に体験した治安トラブル、ヒヤッとした瞬間、安全に過ごすために本当に役立った対策を、良いことも悪いこともすべて正直にお伝えします。

これからローマへ行く方が「何に気をつければいいのか」「どこまで警戒すべきか」がはっきり分かる内容になっています。

それではまず、結論からお伝えします。

結論|ローマの治安は「場所と時間帯を間違えなければ普通に安全」

昼間のローマ市内の街並みと観光客でにぎわう安全な雰囲気

結論から言うと、ローマの治安は「場所と時間帯を間違えなければ、普通に安全」だと感じました。

観光地の昼間は多くの人がいて、特別に怖い思いをすることはありませんでした。

ただし、駅周辺は昼夜関係なく、ホームレスの人たちが地面で寝転がっていて、正直匂いが気になりました…。

ただやっぱり夜の外出や駅周辺、裏通りでは注意が必要で、特に気をつけたいのは凶悪犯罪よりも
スリや置き引き。

私はバスで怖い思いをしたので、今回はそれを以下記事で詳しく紹介しますね!

私のローマ滞在条件

この記事の内容がどんな状況での体験なのかが分かるように、まず私のローマ滞在条件を簡単にまとめておきます。

  • 滞在期間:約1ヶ月

  • 訪れた時期:2025年9月〜10月

  • 滞在スタイル:旅行(短期滞在)

  • 宿泊エリア:テルミニ駅周辺

  • 同行者:一人旅

  • 主な移動手段:徒歩

完全な移住や留学ではなく、観光と少し生活が混ざった形でローマに滞在したというのが、この記事の前提条件になります。

そのため、短期旅行では気づきにくい「昼と夜の違い」や「観光客目線ではない治安の一面」も実際に体感しました。

この体験をもとに、以下ではローマの治安について良い点も、注意すべき点も含めて正直にお伝えしていきます。

実際に「ヒヤッとした」治安トラブル体験談

夜23時以降のローマ地下鉄の混雑した車内と治安の雰囲気

ローマに1ヶ月滞在する中で、幸いにも大きな犯罪被害に遭うことはありませんでしたが、
「え…怖い…」とヒヤッとした瞬間は何度かありました。

ここでは、その中でも特に印象に残っているバス内でのスリ未遂について、実際の体験をもとにお話しします。

バス内でのスリ未遂

ローマ到着2日目、23時以降の夜遅い時間帯にホステルへ一人で戻るため、公共交通機関を利用しました。

バスは大幅に遅れ、到着した車内は日本の満員電車のような混雑状態でした。

私のすぐ近くには、親子らしき3人組と20代くらいの男性2人組が立っていました。

すると突然、親子の父親が「スマホを盗まれた」と怒鳴り出し、車内が一気に騒然としました。

その混乱の中で、私はふと「私のスマホは大丈夫?」と不安になりましたが、幸いにもスマホは私の手の中。

しかしバッグのチャックが全開になっていることに気づきました。

結局、何も取られてはいなかったのでよかったですが、これはよくありがちかもしれません。

他に気を取られていると、知らぬまに自分も被害者になる可能性が高いです。

海外で何か起きた時、焦らずまず、自分の持ち物と安全を確保することに集中してくださいね。

ローマで特に注意すべき場所

ローマ・テルミニ駅周辺の夜の治安と人通りの様子

ローマは観光地として安全な場所も多いですが、滞在中に「ここは特に気をつけた方がいいな」と感じたエリアもいくつかありました。

以下は、私が実際に歩いてみて、特に注意が必要だと感じた場所です。

  • ローマ・テルミニ駅周辺

人の出入りが多く、昼でも油断は禁物です。
夜は特に物乞いやホームレスが本当に目立ちます!

  • Via del Moro (モロ通り)

比較的レストランやバーが多く若者向けなのですが、
少し通りを間違うとちょっと危険な雰囲気がありました。

  • 夜の裏路地

観光地から一本入っただけで人通りが一気に減り、夜は特に不安を感じやすい場所でした。
これに関しては世界の何処でも注意が必要ですね!

ローマは女性一人旅でも大丈夫?

ローマの街を一人で歩く女性の昼間の様子と街の雰囲気

結論から言うと、ローマは女性一人旅でも「昼間・場所を選べば」問題なく観光できる街だと感じました。

ただし、日本と同じ感覚で行動してしまうと不安を感じる場面もあります。

ここでは、私が実際に1ヶ月間一人で行動してみて感じた「昼と夜のローマ」について正直に書いていきます。

昼のローマについて

昼間のローマは観光客も多く、コロッセオやトレビの泉などの有名観光地では、一人で歩いていても怖さを感じることはほとんどありませんでした。

 カフェやレストランも普通に利用でき、女性一人で観光している人もたくさん見かけました。

ただし、人が多い分、スリや置き引きのリスクは常にあるので、バッグは前に抱える、
スマホを出しっぱなしにしないなどの基本的な対策は常に意識していました。

夜のローマについて

夜になると、昼とは雰囲気がガラッと変わります。

大通りや観光客が多いエリアは比較的明るく人通りもありますが、一本裏に入ると
急に暗く静かになる場所が多い
と感じました。

私は基本的に、

  • 夜遅くの一人歩きは避ける

  • 移動が必要なときはUberやタクシーを使う

「行けなくはないけど、無理はしない」という距離感が一番安全だと思います。

ローマで実際にやってよかった防犯対策5つ

ローマ旅行で実際に使っていたスリ対策用の防犯バッグと持ち物

ローマに1ヶ月滞在する中で、実際に「これは本当にやっておいてよかった」と感じた防犯対策を
5つ紹介します。

どれも特別なことではありませんが、これだけでスリや盗難リスクはかなり下げられること間違いないし!

 必ず斜めがけバッグか肩掛けバッグを使う(リュックは避ける)

バッグは常に斜めがけ、もしくは身体の前に来る肩掛けバッグを使っていました。

リュックは背後から簡単に開けられるため、スリ対策としては正直かなり危険

実際、現地でも「リュックは狙われやすい」とよく聞きます。

 ファスナー付きのバッグを選ぶ

バッグは必ずファスナー付きのものを使用していました。

ボタン式や開口部が開いたままのバッグは、混雑した場所では一瞬で中身を取られる可能性があります。

「簡単に手を入れられない構造」にすることがとても重要です。

スマホは手に持ったまま歩かない

ローマでは、スマホを持ったまま歩くのは本当に危険です。

スリだけでなく、ひったくりのリスクもあります。

私は基本的に、

  • 立ち止まって操作する

  • 使い終わったらすぐバッグにしまう

を徹底していました。

現金は必ず分散して持つ

現金は、一か所にまとめず、必ず複数の場所に分けて持つようにしていました。

バッグ、財布、服のポケットなどに分散させておくことで、万が一スリに遭っても全財産を失うリスクを防げます。

 夜は無理をせず、移動手段を選ぶ

夜遅くの一人歩きはできるだけ避け、不安なときはバスを使うようにしていました。

「節約より安全」を優先することで、精神的にもかなり楽になります。

まとめ

これらの対策はどれも簡単ですが、実際に続けることで滞在中は一度も被害に遭わずに過ごすことができました。

ローマは魅力的な街ですが、「日本と同じ感覚で行動しない」ことが最大の防犯対策です!

それでもローマは行く価値がある街だった

夕方のローマ市内の美しい街並みと歴史的な建物の風景

治安面で注意すべきことは確かに多く、日本と同じ感覚で行動することはできません。

それでも私がローマを「また行きたい」と心から思えるのは、それ以上に圧倒される魅力がこの街にはあったからです。

まず、街の美しさ

ただ歩いているだけで、遺跡や教会、歴史ある建物が突然目の前に現れます。

「ここは本当に現代の街なの?」と何度も思うほど、街全体がまるで屋外美術館のようでした。

そして、歴史の深さ

コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パンテオンなど、教科書で見た場所がすぐそこにある感覚は、他の国ではなかなか味わえません。

2000年以上の歴史の上に、今の生活が成り立っているという空気を、肌で感じることができました。

さらに、食事の美味しさ

パスタ、ピザ、ジェラート…どれも「どこで食べても外れがない」と感じるほど美味しく、毎日の食事が楽しみになる街でした。

特にカルボナーラはローマ発祥なので、絶対に食べてみてください!

慣れない海外生活の中で、食事が美味しいことは精神的にも本当に救いでした。

そして何より印象に残っているのが、人の温かさです。

スリ未遂という怖い経験の中でも、さりげなく助けてくれた人たち、道に迷ったときに親切に教えてくれた人たち。

ローマには確かに危険もありますが、それ以上に優しい人たちがいる街だと強く感じました。

治安に不安を感じる場面はあっても、それを上回る感動と発見が間違いなくローマにはあります。

だからこそ私は、「それでもローマは行く価値がある街だった」と自信を持って言えます。

これからローマに行く人へ(まとめ)

ローマは「治安が不安」と言われることも多いですが、実際に1ヶ月滞在してみて感じたのは、昼間は基本的に安心して観光を楽しめる街だということです。

観光地も多く、人の目もあるため、一人で歩いていても過度な怖さを感じることはほとんどありませんでした。

一方で、夜・駅周辺・混雑した場所ではしっかり警戒が必要です。

スリや置き引きは決して珍しいものではなく、「大丈夫だろう」という油断が一番のリスクだと感じました。

ただし、この記事で紹介したように

  • バッグの持ち方

  • スマホの扱い方

  • 現金の分散

    など、基本的な防犯対策を知っていれば、過剰に怖がる必要はありません。

ローマは、美しさ・歴史・食事・人の温かさ、すべてがそろった特別な街です。

正しい知識と意識を持って行動すれば、不安よりも、きっと感動のほうが何倍も大きくなるはずです。

これからローマに行く方が、少しでも安心して、そして最高の思い出を作れることを心から願っています。

Ciao★

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